2011年 09月 17日
広島県安芸高田市・9月 キノコには、腐生菌と菌根菌があります。 腐生菌・・・枯れた木や落ち葉などに生え、植物遺体や動物遺体を分解する 菌根菌・・・生きた樹木の根に生え、お互いに養分のやり取りをし共生する 同じキノコでも生き方が違っていて、片や死んだ動植物を分解し森の栄養にしたり土に戻したりし、片や宿主が光合成で生産した栄養分をもらいながらリンやチッソなどの養分を樹木に与えています。いずれにしても森を育てているわけで、畑で作る農作物とちがって、人間が食べる為だけに存在しているのではなく、地球規模で重要な役割を担っているのです。 菌根菌の中で良く知られているものに、マツタケ・アミタケ・ホンシメジなどがありますが、いずれもアカマツやツガなどマツ科の樹木に限定で生えます。今回アップするコツブタケは、菌根菌の中でも優れもので、マツ科、ブナ科、カバノキ科、ヤナギ科など多くの科にわたって生える為、森林樹木の成長促進や組織培養に利用されているということなのです。見た目パッとしない地味なキノコですが、人知れず自分に与えられた役割に専心し、こつこつと責を全うしているわけです。 名前の由来は、中を割ってみると一目瞭然、白い小粒がつまっていて、この特徴から、割ってみればコツブタケということが即座に判明します。 この小粒の中で胞子が作られ、熟すと割れて胞子を撒きます。
by sakurasimeji
| 2011-09-17 10:14
| ニセショウロ科
|
アバウト
カレンダー
私のメインブログ 「深呼吸をしながら」にも訪問してみて下さい。
↓ 外部リンク
以前の記事
2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 カテゴリ
全体 アカカゴタケ科 アカキクラゲ科 アンズタケ科 イグチ科 イッポンシメジ科 イボタケ科 ウロコタケ科 オキナタケ科 カレエダタケ科 キクラゲ科 キシメジ科 クチベニタケ科 クロサイワイタケ科 クロチャワンタケ科 コウヤクタケ科 サルノコシカケ科 シロキクラゲ科 シロソウメンタケ科 スエヒロタケ科 ズキンタケ科 スッポンタケ科 タチウロコタケ科 チャダイゴケ科 テングタケ科 テングノメシガイ科 ニンギョウタケモドキ科 ヌメリガサ科 ノボリリュウタケ科 バッカクキン科 ハラタケ科 ヒダハタケ科 ヒトヨタケ科 ヒポミケスキン科 ヒメキクタラゲ科 ヒメツチグリ科 ヒラタケ科 ピロネマキン科 フウセンタケ科 プロトファルス科 ベニタケ科 ホウキタケ科 ホウライタケ科 ホコリタケ科 マンネンタケ科 モエギタケ科 ラッパタケ科 不明 etc マツバハリタケ科 所属科不明 タマバリタケ科 ガマノホタケ科 シジミタケ科 所属科未確定 カンザシタケ科 マクカワタケ科 ニセショウロ科 タマチョレイタケ科 シワタケ科 フサタケ科 ツガサルノコシカケ科 ディプロシスチジア科 ボタンタケ科 オフィオコルジケプス科 ノムシタケ科 イチョウタケ科 ツキヨタケ科 タバコウロコタケ科 アミガサタケ科 チャワンタケ科 ベニチャワンタケ科 未分類 タグ
茶色いキノコ(66)
白いキノコ(45) オレンジ色のキノコ(32) 黄色いキノコ(30) 黒いキノコ(20) 灰色のキノコ(19) 不明(18) 赤いキノコ(18) ベージュ色のキノコ(14) 紫色のキノコ(14) 冬虫夏草(11) 多色のきのこ(11) その他(9) ピンク色のキノコ(5) 青いキノコ(5) 黄土色のキノコ(3) エンジ色のキノコ(2) 極小キノコ(1) 多色のキノコ(1) 藍色のキノコ(1) 最新の記事
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||