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サクラシメジを求めて

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2011年 09月 01日

「 ヒメホコリタケ 」

広島市安佐北区・7月

『白くて踏むと白い粉が飛んだ』とコメントに書かれていたので、これをアップしました。

7月に撮影したものですが、白くてまんマル、ヒメホコリタケです。
「 ヒメホコリタケ 」_a0218435_1431089.jpg

とても気に入った写真だったのでいつかアップと思いながら、そのままになってしまっていました。

腹菌類ホコリタケ目ホコリタケ科ホコリタケ属ヒメホコリタケです。
熟すと頂部が開き、ホコリのように胞子を飛ばします。

芝地・草地・林地、どこでも目につくありふれたキノコだけど、きれいでキュート、私の好きなキノコの一つです。

# by sakurasimeji | 2011-09-01 14:10 | ホコリタケ科
2011年 08月 31日

「 ベニイグチ 」

広島市佐伯区・8月

傘も柄もワイン色を帯びた深い赤色をしている。
「 ベニイグチ 」_a0218435_12492461.jpg

同じオニイグチ科(※)の赤いキノコにミヤマベニイグチがあるが、判別しやすい違いは傘と柄の基部。

ベニイグチの傘は平滑で柄は傘と同色、ミヤマベニイグチの傘は細かくひび割れていて柄の基部が白い。


傘の径も柄の長さも10cmを超えるくらいの大きさとなり、全体的に濃い赤い色をしているので林内でも目立つ。


ハラタケ目オニイグチ科ベニイグチ属からイグチ目イグチ科ベニイグチ属へ変更されています。
(2011年12月25日発行 山溪カラー名鑑「日本のきのこ」増補改訂新版より)

# by sakurasimeji | 2011-08-31 12:53 | イグチ科
2011年 08月 30日

「 フジウスタケ 」

広島県安芸太田町・8月

濃い色の山肌に白くて大きなキノコが目立っていました。
ラッパタケ科のフジウスタケ。処理の仕方によっては食べられるようですが、図鑑には毒キノコとして扱われています。
「 フジウスタケ 」_a0218435_7505344.jpg

表は中心が深くへこんでいます。ラッパのような形だからラッパタケ科。
「 フジウスタケ 」_a0218435_7551254.jpg

目につく裏側はしわしわのヒダ状です。
「 フジウスタケ 」_a0218435_751437.jpg

樹の下にも見つけました。
「 フジウスタケ 」_a0218435_814227.jpg

「 フジウスタケ 」_a0218435_8134225.jpg

老菌です。
「 フジウスタケ 」_a0218435_8164024.jpg

フジウスタケの幼菌でしょうか?ラッパタケ科の幼菌も生えていました。
フジウスタケより色が濃いので別の種類かもしれませんが近くに生えていました。
「 フジウスタケ 」_a0218435_8193998.jpg


# by sakurasimeji | 2011-08-30 08:26 | ラッパタケ科
2011年 08月 29日

「 クチベニタケ 」

広島県安芸太田町・8月


特徴ある変わった形容のキノコは、実際に見たことがなくても図鑑での強い印象で頭の中に見覚えています。

このクチベニタケもその一つ。山林の崖地に生えるというそのキノコは、1㎝内外の小さな卵型で汚白色。先端だけがまるで真っ赤な口紅を塗ったように色づいているのです。その真っ赤な部分が文字通り口を開き、胞子を噴出するのだそうですが、不思議と地上に上を向いては生えず、崖に前に突き出すように生えるのです。


先日、国の特別名勝三段峡を散策しました。特別名勝に指定されているくらいですからその景色は至極風光明媚。メインの三段滝に至る遊歩道は透明度の高い川沿いに設置されていて、誰もが溪谷美を堪能しながら散策するのでしょうが、私はその溪谷美ももちろん時折に楽しみながら、しかし川とは反対側の山や崖を注視しながら歩くのです。

背を伸ばして前を向いてスタスタと歩くのではなく、山の方を向いて、時には前につんのめる寸前まで前のめりになっていたり、崖の方を向いて蟹歩きだったり、片足を山肌に踏ん張って背伸びしていたり、しゃがみこんで亀のごとく首を伸ばしていたり…。目的地までのおおよその時間が案内板に書かれているけど、ゆうに3倍くらいはかかるので、日も暮れかかってきてタイムオーバー、結局途中で引き返すことも度々あるくらいです。後から来た人たちが挨拶を交わし次々と追い抜いて行って、最奥の目的地にたどり着いて戻ってきて再び挨拶を交わすのですが、「まだこんなとこにおるわ」と思われるなぁと照れくさい感じです。

そんな感じで三段峡の散策中に見つけたクチベニタケです。
「 クチベニタケ 」_a0218435_1517242.jpg

もう何とも言えず可愛らしい、キュートで、プリティです・・・同じ意味か(笑)

これを発見した時はほんとうに嬉しかったです。図鑑で見て、思いを寄せていた相手ですから。

日本ではさほど珍しくなく普通に生えているようですが、私のように変人のごとく崖を注視して歩かないと見つけにくいかもしれません。前を向いてスタスタと歩いていたのでは出会えないと思います。
今のところ日本でしか確認されていなくて、世界的には珍種のキノコだそうです。
「 クチベニタケ 」_a0218435_1533594.jpg

親指と人差し指でつまんでみると、柔らかいけど弾力がある感じで、ポニョポニョっとして心地よい触感でした。
「 クチベニタケ 」_a0218435_15364790.jpg



 ↓ は三段峡の一番の見所、三段滝です。
「 クチベニタケ 」_a0218435_16164037.jpg

「 クチベニタケ 」_a0218435_1612658.jpg


# by sakurasimeji | 2011-08-29 15:17 | クチベニタケ科
2011年 08月 28日

「 マントカラカサタケ 」

広島市安芸区・8月


車道脇に目立って2本、高さ20㎝、卵形の傘の直径が7㎝くらいあったでしょうか。
同行者曰く、「マラカスみたいじゃね。」 まさにマラカス( ´艸`)ププッ
「 マントカラカサタケ 」_a0218435_21435137.jpg

腕時計と比べると・・・このくらいの大きさです。
「 マントカラカサタケ 」_a0218435_21545432.jpg



のちに傘を平らに開き、径が10~20㎝にもなる大型のキノコです。

# by sakurasimeji | 2011-08-28 21:59 | ハラタケ科