サクラシメジを求めて

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2011年 09月 23日

「 モエギアミアシイグチ 」

広島市東区・9月

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斜面を登りながら下から見上げた時、この姿を見つけ 「おぉ~!」思わず声を上げた。
径が15㎝もある大きなもので、真っ黒、柄には網目模様があって傘裏は管孔。イグチ科だ。
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その特徴から簡単に判明すると思った。が、図鑑を3冊見てもよくわからない。ネットで調べても特定できない。イグチ科のキノコは種類がたくさんあって、しかも似たものが多い。判別するのに難しい。

その後キノコ教室に参加した時、写真を持ってキノコの先生に見てもらい判明した。 「モエギアミアシイグチ」
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どの図鑑の写真を見ても、私の撮った写真とは違うように見えるし、どの本にも書いてある、『孔口はのちピンク色を帯びる』という特徴も全く見られない。図鑑には、顕微鏡で見るとどうだとか書いてあるし、せんせいも試薬をもっておられて、それを垂らすと何色に変化するとか説明される。そんな手段のない素人には目で確認できる特徴だけでは、決定的な判断は難しい。

以前イグチ科のキノコは “全て可食” と言われていたそうだ。外国の死亡例や、日本でも中毒を起こすケースが起きたことから、イグチと言えども安易に食用にはできないと認識が変わってきた。

キノコの毒の中には、死亡するほど強烈なものもあるし、死なないにしても脳に障害を起こすものとか汁が着いただけで皮膚がただれるものとか恐れるべきものがある。何日かの嘔吐下痢ですむ比較的症状の軽いものものもあったり、本を読んでみるとその症状は様々だが、このモエギアミアシイグチは 【幻覚性毒?】 と書いてある。

幻覚性毒を持つキノコの中には所持しているだけで犯罪になる違法性を持つものが数種ある。総称してマジックマッシュルームと呼ばれるものだが、日本では小泉元首相が官邸に生えているのを見つけたこともあるヒカゲシビレタケが有名。

このモエギアミアシイグチも、持ち帰り調べようと採取して帰宅途中、逮捕!・・・ということにはならないと思うが、幻覚性毒などと書いてあると、安易に持ち帰るのも要注意だなと身震い。キノコで逮捕とか・・・。
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by sakurasimeji | 2011-09-23 09:06 | イグチ科


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